よくあるご質問・お問合せ
よくあるご質問・お問合せ さくらクリニックへよくお問合せいただく、ご質問内容をまとめました。

初めての方

初診時には問診表をご記入いただいた後、必要に応じ看護師の問診を行い、診察を受けていただきます。保険証の登録や初診時の説明などもございますので、1時間程度かかるとお考え下さい。

病名などの診療情報は保険組合に医療機関の作成する診療報酬明細書として伝わります。しかし、当クリニックではご本人の同意なしに会社や他者に個人情報を開示することはありません。保険組合からご勤務先への医療情報開示に関しては、ご勤務先と保険組合との間で様々な規定があるかと思いますので、ご勤務先または保険組合に直接お問合せください。

うつ病や適応障害、神経症、パニック障害などの患者さんが多く来院されております。こころの病にかかる可能性は誰にでもあり、様々な年齢や社会的立場の方が来られています。

さくらクリニックと同じ医療法人桐葉会グループの木島病院(貝塚市)はもとより、大阪府内の大学病院、総合病院のほか全国の病院へのご紹介をいたします。しかしながら、紹介先の事情などによりご希望に添えない場合もございます。

心療内科の診察では、どのようなことでお悩みかだけではなく、これまでの生活環境が大事な場合も多く、家族を含めた人間関係など総合的におうかがいします。そのため、初診時にはかなりの時間がかかることがあります。治療法はお薬による治療と、医師による精神療法(お話をおうかがいすること)が中心となります。

病気について

当クリニックでは、

  • 憂うつでやる気が起きない、人と会いたくない、集中力がなく頭が働かない、会社や学校に行きたくない(抑うつ症状)
  • ぐっすり眠れない、何度も目が覚める、寝つきが悪い(不眠の症状)
  • 漠然とした不安を感じる、人前で強い不安や緊張がある、突然不安になり胸が苦しくて息が出来なくなる、手洗い、戸締りなどの確認行為を繰り返してしまう(不安の症状)
  • 気分の波が激しい、イライラする(気分の不安定)

などの症状の方が受診されています。

当クリニックでは、さまざまなこころの不調に対して診察を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

日頃から自分の心身の疲れに注意することが大切です。疲れたと思ったら早めに十分な休息をとり、自分にあったストレスケアを心がけることが大切です。疲れは憂うつな気分やイライラするといった「こころの不調」ばかりではなく、眠れない、頭が痛い、だるいといった「からだの不調」として出ますので、我慢せず早めに医師に相談して下さい。また、一度うつ病になった場合は、再発予防のために症状がなくなってからも医師の指示に従って充分な期間の服薬を続けることが大切です。服薬を規則正しく続けていても病状が不安定になる場合は、仕事の負荷や、人間関係の不調などを見直し、問題解決を図ることが大切です。

健康な場合は憂うつな気分になっても短期間で自然に消えていきます。しかし、うつ病による気分の低下は健康な場合の憂うつに比べて何倍も重く、長く続きます。うつ病では脳内の神経伝達物質が機能不全を起こしているので、健康な時の憂うつな気分と違い、治療の対象となる「病気」です。憂うつな気分が2週間以上続く場合にはうつ病である可能性がありますので、早めに診察を受けることをお勧めします。

あがり症が酷くなると、大勢の人の前で話をしたり、よく知らない人と話をする時など人から注目される場面で「恥ずかしい思いをするのではないか」と過剰な心配をし、強い緊張や不安、恐怖、紅潮、発汗、震え、動悸、どもる、下痢、腹痛などの症状が表れることがあります。このような症状を経験すると、「また起こるのではないか」という不安(予期不安といいます)から人に注目される場面を避けるようになり、会社に行けなくなるなど、結果的に社会生活に支障をきたします。あがり症でもこのような症状の場合、「社会不安障害(Social Anxiety Disorder)」と言われます。現在では脳内の神経伝達物質のバランスが崩れ、脳内神経細胞の機能障害がおこっていると考えられていますので、薬による治療が必要な病気です。性格の問題だとあきらめずに、一度ご相談下さい。

薬について

うつ病は環境とその方との両方が関連して起こります。うつ病の薬はその方の脳に働き、情報伝達をスムーズにして病気の症状を改善させます。症状の改善に伴い、環境とその変化に対して適応していく能力が戻ってきます。その方が健康なときには、環境への適応能力が十分に働いていたのですから、適応能力の回復がうつ病を克服していく大切なプロセスとなります。また、薬による治療だけでなく、病気となって適応できなくなった環境から一時離れるという休職や休養も重要です。

多くのこころの病気について薬が有効であると考えられています。人間の脳では脳細胞が情報伝達の上で重要な役割を果たしますが、ドパミンやセロトニンの神経伝達物質が大きく関与しています。薬は神経伝達物質の調整を行い、情報伝達をスムーズにし、病気の症状を軽快させます。心の病気の原因はまだまだ解明されていませんが、症状を改善させる薬は見つかっており、薬の作用から病気の原因が推定されたりします。使用する薬としては精神安定剤や睡眠導入剤、抗うつ剤などです。「安定剤は効き目が強すぎる」、「一度飲み始めると止められない」と言われる方がいますが、経験のある医師のもとで使用すれば安全です。当クリニックでは治療にご協力いただけるよう薬の作用と副作用、またご不明な点に関するご説明も十分にいたしますのでご安心ください。

復職支援専門プログラムについて

リワークデイケアに通うためには、少なくとも週5日午前中からの参加が可能であることが条件です。そのためにはまず規則的な生活が出来ていることが参加の最低条件となります。また、上で述べたように症状が回復していないとデイケアで1日を過ごすことが出来ません。このような条件が整っていればすぐに参加することも可能ですが、ほとんどの場合少なくとも1ヶ月程度はこの期間が必要です。

復職してすぐに再発させないためには、リワークデイケアを利用しながら十分に症状を回復させておくことが大切です。休職期間が定められている以上、期間ももちろん大切ですが、再発予防の観点から十分に回復するまで通っていただくことが望ましいと考えています。また、デイケアに参加しても、遅刻をしたり欠席をするようでは意味がありません。規則正しく参加し、週5日間通える期間が当分続かないと復職して仕事をするレベルとは言えません。当クリニックでは、5ヶ月以上の利用期間をお勧めしております。

当クリニックのリワークプログラムは、うつ病などで会社を休職中の方が、より良い状態で復職するためのプログラムです。1人で図書館に通ったりするだけでは対人ストレスがないだけでなく、復職準備性を自覚することは難しいものです。そこで当クリニックのリワークデイケアでは、中之島までの通勤訓練、疾病教育、その他対人交流やコミュニケーションのトレーニング、認知行動療法やキャリア教育等を受けていただくことで、服薬と休養だけによる休職とは異なった、効果的なプログラムを提供しております。

家族の方

診療の内容はその方の大切な個人情報ですので、医師はそのことを他の方にお話しをすることはできません。そのため、例えご家族でもお話しはできないことになっています。ただし、ご本人と同行された場合は診察にて病状をお話しさせて頂きます。また、同意書でご本人の同意を明確に確認できる場合にもお話しをいたします。ご家族以外の場合で、職場の上司の方などでも同様となります。

その他

当クリニックではセカンドオピニオンはお受けしておりません。

当クリニックではカウンセリングは行っておりません。

薬は医師が診察で病状に合わせて処方しますので、ご希望に添えないことがございます。また、当クリニックではリタリン、ベタナミンの処方は行っておりません。

企業様向けのメンタルヘルスケアのサポートをしている株式会社フォルテが、当クリニックに併設しております。
職場のメンタルヘルス対策に関しましては、株式会社フォルテにお問い合わせ下さい。